香しきチラ裏

香しきチラ裏~オタクで頭が発酵した人間が語るだけの簡単なお仕事

2011年12月18日日曜日

たてつづけですよ、アザゼルさん。

はい、というわけで今回は珍しく立て続けにアップしようと思います。
みなさんは怖い話、好きですか?
私は冬になると怖い話が知りたくなります。アイスも冬に食べると格別ですね。
と、いうわけでしょっぱなは身近な恐い話です。

もう、1か月は前の話だが、小学校から仲のいい友人たちと久々に会うことになった。
どうも、前回誘ったときに行けなかったのが相当無念だったようで、ぜひ宴を開いてほしいとの
友人たっての希望による飲み会である。
ひとり、用があるからと夜から合流することになり、昼は3人でカラオケを楽しみ、
親交を深めた。
外にでると、時期的に暗くなるのが早くなっていたのもあり、あたりは闇につつまれていた。
とりあえず、もんじゃでも食べようかということになり、車で市街地へと向かう。
目的の店に着くと、駐車場は満車状態で、店も同様のようだった。
大学生のコンパだろうか。
一か所空いていると思い、駐車場に入ってみたが、どうも停めてはいけない場所のようで
泣く泣くでた。
出るときの、店外にたむろしていた大学生ふうの男のこちらに向けたニヤニヤ顔を私は忘れない。
クソッ。
それでまあ、近くの有料駐車場に停めてもんじゃ屋に戻ったのだが、満席で30分ほど待つことになった。
することもないので、椅子に腰かけ、最近どうだったなどのはなしで盛り上がる。
仕事がどうだとか誰に会ったとかたわいもない話だ。


それで、なにかの拍子に幽霊の話になった。
「霊感って、ある人のそばにいるとうつるって言うじゃん。」
今回の立案者である友人Nだ。
彼女はいわゆる国を衛る仕事をしているため、普段一般とは違う類の、
職場であったことなどを面白おかしく教えてくれる。
前に彼女がしてくれたカメハメ波やら波動拳といった訓練内容は爆笑ものだった。
 Nがいうには、その時期一緒に行動していた班の人間に、霊感の強い人がいて、
行動をともにするうちにだんだんと自分にもなにかが視えるようになっていったというのだ。
ただ、視えるとはいっても眼の端になにかがうつったり、なにかの気配を感じたりといった、
断片的なものらしいが。
もちろんその霊感が強い人にははっきりと視えているそうだが。
それである日、とある施設の部屋で作業をしていると目の前をふわりとなにかが横切った。
それで彼女はテンションがあがったのだろう、その「視える人」に大きめな声で、
「ねぇ!いま、みえましたよねぇ!!」
と、確認をとったらしいのだがなぜかその人はNを無視する。応えてくれない。
「あれ、今そこになにかいますよね!?」
彼女は再度その人に確認する。だが、一向に返事はない。
疑問に思いつつNは作業にもどることにした。
そして部屋から移動したあと、その「視える人」は彼女に寄ってきて真剣な顔で、
「馬鹿野郎!お前なんでしゃべっちゃうんだよ、何考えてるんだ!?」
とNをどなった。
その人がいうには確かにあの部屋には白い服をきた女がいたらしい。
「あの時お前、アイツと目があってたんだぞ!なのにお前が反応するから気づいてあの部屋にいる間、ずっとお前のそばでついてたんだぞ。」
幸い、今はいなくなったらしいが。なんともゾッとしないはなしだ。

なにかの気配を感じたらそのことに気づいていないふりをしたほうがいいかもしれない。
憑かれないためにも。

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