香しきチラ裏

香しきチラ裏~オタクで頭が発酵した人間が語るだけの簡単なお仕事

2011年5月30日月曜日

あの日の空の青さをいまだ僕は理解できない。

タイトルに意味はないよ。

ここ2年くらいか、ワンピースを読むようになった。
理由は、スーパーでジャンプを立ち読みしていたらワンピースが目に入ってその時の話がインぺルダウンで、イワンコフさんが出てくる回だった。
ごっつい兄貴がイワンコフさんにホルホルされてナイスバディな女の人になるという内容で、今まで私は「ワンピースは泣ける」とか「バトルがかっこいい!」とかそういう話だと思っていたので、別に読む気がしなかったわけだが、「えっ、TS要素あるの!?」「そういう漫画だったの!?」とまあ、そんなかたよった理由で読むようになった。

友人に勧められて1巻は読んだんだけれど、シャンクスが腕をなくしたところがトラウマになってそれ以上は読めなかった。
ジャンプ自体はたまに、父親が市場に仕入れに行く際、魚屋のあんちゃんが、読んでたやつを私にくれてたので読んでいた。プリティフェイスが好きだった。
それでたまにはワンピースでもと思って読んだ回が、小さいサンジがゼフと漂流する話で…、ゼフの足がなくなっていたわけで、もう絶対読まないとそれからは思って勧める友達をスルーしていた。
四肢切断ものは本当に苦手なんで、バイオレンスジャックのせいで。
今はだいぶ平気だけど。

で、何冊か買って家に置いていたら、母親が、
「あんたの買ってきた漫画おもしろいねぇ」
とかいいいだす。
オタクなんで漫画といわれても普段からたくさん買ってるのでどれかいまいちぴんとこない。
「ほら、海賊が主人公のやつ!」
ワ、ワンピースのことかー!!
あんな人気作をしらないとは、読まないようにしていた私でも常識として知っていたというのに、
オタクの常識、世間の非常識ということか。逆にシュールで新鮮だった。

その感動を誰かに伝えようと思い、ちょうど弟が帰省してたのでその話を(母親の件だ)したら、
「ワンピースか…、ルフィってゴム人間じゃん。全身がゴムでできてる。
 しってる?ゴム人間って、現実にいるんだよ」
などと話しだした。
どうも弟がいうには、帰省する前にみていた患者さんが全身ゴムになってしまう難病で、最後にはお亡くなりになってしまったらしい。(学生なので文字通りみてただけ)
「現実じゃあ、あんな元気に動けないよ」
たんたんと遠い目をして弟は語った。

視線の先の空はおそろしいほど青かった。

アイデンティティマーケット はじまるよー!

このブログはオタクで腐っている女が、日々漫画やら日常やらで感じたことを思いのままに書いていく、いわゆるチラ裏日記とよばれるものです。
本当にかたよった感想等が多くなることと思いますので、そういったものが苦手な方はご注意ください。